コンサータ

ワイン

2008年02月14日 21:30


ADHDの症状をもつ息子は月に一度病院にて薬を処方される。
今年になり依存性の高い向精神薬「リタリン」から「コンサータ錠」に変更になったことは皆さんも新聞等でご存知かと思います。
今までは粉薬のため小学校に登校する前に何のストレスもなく投与し安定した学校生活を送っていました。

今年になり「リタリン」は子供のADHDの薬として認可されず、大人のうつ病等のみ投与されることになり、18歳未満のADHDに対しては、「コンサータ錠」が投与されることになりました。
変更後未体験の錠剤に自分で飲むことができず、登校前にパニックに陥る毎日でした。

ドラックストアーにて子供が錠剤を飲みやすくするゼリーなど試してみたが・・・・相変わらず飲めなくパニックに陥る毎日が続きました。
「コンサーター錠」は効目が3層になっており、粉にして飲ますことが不可能な薬であり、効果がなくなる。

ある日、錠剤を口に含みうがいをした状態で飲むと比較的安易に飲めることができるようになった。
しかし本人にとっては登校前の苦痛な薬の時間となったのかもしれません。
毎朝起きるとコンサータを飲むことが日課となり、私の目の前でなくても一人で飲んで登校していたと思っていたある朝の出来事でした。

息子の錠剤を飲む姿を陰で見ていた時でした、私は自分の目を疑いました。
息子は飲んだふりをし、錠剤を捨てていたのです。
よほど苦痛だったのでしょう・・・・ADHDの症状を持つ息子を叱りつけては逆効果となるためその日は励まし薬を飲ませ登校させました。

翌日からは一緒に錠剤をのむようにしました。
薬が変わり、これからは経過を観察していくつもりです。